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[nuclear]国の暫定基準値は本当に高いのか?を考えてみた(食物編) [Food]


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2012年4月に新しい基準値が発表されました。
厚生労働省ホーム > 東日本大震災関連情報 > 食品中の放射性物質への対応のページで案内されています。

新しい基準値の設定 ~平成24年4月から~
http://www.mhlw.go.jp/shinsai_jouhou/shokuhin.html

リーフレット(ダイジェスト版) http://www.mhlw.go.jp/shinsai_jouhou/dl/leaflet_120329_d.pdf
リーフレット http://www.mhlw.go.jp/shinsai_jouhou/dl/leaflet_120329.pdf
新たな基準値についての概要資料 [1,981KB]  http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/iken/dl/120117-1-03-01.pdf



以下は、これ以前の古い”暫定基準値”についての記事です。



震災後、国から食物の放射能量の暫定基準値が発表されました。
2011/3/17に突然発表された基準値「飲食物摂取制限に関する指標」
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001558e-img/2r9852000001559v.pdf

例えば野菜や肉の放射性セシウム量は500Bq/kgが指標とされています。
これに対して「基準値が高すぎるのでは?」という声があります。

そこで、いったいどのくらいの放射能量なら妥当なのかを考えてみました。
皆さんの”自分基準”は何ベクレルですか?

[前提条件]
1. 1年間に食物からの内部被曝として、どこまで許容できるか考えました。
2. 許容できる内部被曝実行線量(mSv/年)として、0.3(ドイツ)、1、5(CODEX, WHO)、15の4つのモデルを考えました。
3. 内部被曝実行線量(mSv/年)毎および年齢グループ毎に、食物の食べても良い限界の放射能量を計算しました。
4. 「ドイツ放射線防護委員会による日本における放射線リスク最小化のための提言」に基づいて、セシウム137 : セシウム134 : ストロンチウム90 : プルトニウム 239 の割合を、100 : 100 : 50 : 0.5と仮定した食物を想定しました。(*1)



[計算式]
1年間の実行線量Sv=1年間の食物摂取量(kg/年) X 放射能量(Bq/kg) X 線量係数(Sv/Bq) (*1)(*2)


[計算結果]
長く残存するセシウムを基準にして計算した実行線量別の限界放射能量です。
1年間の内部被曝量(mSv/年)をどこまで許容すると、どれだけの放射能量(Bq/kg)まで食べても良いのか?の表です。
表1

(実行線量Aは計算過程での数値なので、気にしないでください。)


[個人的結論]
●1年間でどこまで内部被曝を許すのかをもとに考えてみます。
●公表・報道では必ずしも同位体別に放射能量を発表していませんし、国は137Cs+134Csを放射性セシウムとして扱っているようなので(*7)、137Csと134Csの合計値で考えます。
●原子炉からは未だに放射性物質が放出され、これがいつ収束するのかが全く見えていない状況ですが、とりあえず、1年後の2012年3月までのことを考えます。

もし我が家に乳児がいれば、年間の実行線量(1年間でどこまで内部被曝を許すか)は0〜0.3mSvになるようにがんばります。
表1から乳児の年間実行線量が0.3mSv以内にするためには、セシウム含有量が10Bq/kg以内の食品を選びます。

我が家が成人だけなら、同線量は0〜1mSvになるようにがんばります。
表1から成人の年間実行線量が1mSv以内にするためには、セシウム含有量が多くても51.3Bq/kg以内の食品を選びます。

妊婦さんなら、万が一を考えて限りなく被ばく0に近くなるようにします。
輸入食材を中心に献立すると思います。
胎児のときに5mSvに暴露され続けると、生まれた子どもに深刻な精神遅滞の可能性があるそうです。(*8)P.20



[国の暫定基準]
食物からの内部被曝が核種(グループ)毎に5mSv/年以下になるようにしたらしいです。(*7)

「原子力施設等の防災対策について」平成15年7月一部改訂 原子力安全委員会のP.119「飲食物摂取制限に関する指標について 「5-3 防護のための指標」の表3に示した値の算出についての考え方を以下に示す。」をどう解釈すればいいのか悩みます。

国の計算方法が定かではありませんので、発表された暫定基準値(*7)をもとに上記(ドイツ放射線防護協会)計算式で年間許容実行線量を計算してみます。
すると国の暫定基準の食物を食べ続けた場合、1年間でおおよそ5〜15mSv内部被ばくすることになってしまうのです。
国が具体的な計算式を示していないので、どんな計算で5mSv/年以下になったのかよくわかりません。(どこかにあるのかもしれませんが見つけられません)

乳児を例にとります。

15mSv/年を限界として計算
(15mSv/6mSv*100Bq/kg)=250Bq/kg
乳児:137Csで250Bq/kg
137Cs+134Cs=500Bq/kg

つまり、国のセシウム基準値500Bq/kgを含む食物を食べ続けた場合、他の核種(ストロンチウム、プルトニウム)も勘案して、15mSv/年の内部被曝を受けることになります。

セシウム137 : セシウム134 : ストロンチウム90 : プルトニウム 239 の割合を、100 : 100 : 50 : 0.5と仮定した場合、国の基準では食物だけで乳児が15mSv/年の内部被曝をしてしまいます。

これは、(汚染地域からの輸入を想定した)国際食品規格の3倍、ドイツ法律の50倍です。
外部被ばくや吸入による内部被曝のことも考えれば、食物の暫定基準値は高過ぎるのではないでしょうか?

<2011/5/31追記>
国の暫定規制値の算出について説明しているサイトがありました。(*9)
放射性セシウムに関しては、暫定規制値の算出には希釈効果の係数が使われていて、その値は0.5だそうです。
その意味は「事故直後は、周辺住民は地産の飲食物ばかり食べるが、時間が経てば遠方からの飲食物も入ってくるという想定だと思われる。」と解釈されています。
なので「希釈効果を含めなければ暫定規制値は現在の半分の値となる。」のだそうです。
つまり時間が経てば(遠方からの)まったく汚染されてない食物が食べられるという前提なのですよね?
現在関東のお店では、たとえ基準値以下であっても汚染食物が売られているのですから、なんだか納得できない係数です。


--国の暫定規制値に対する個人的感想--
1. 核種(グループ)毎に設定している実行線量が高すぎる。
(ヨウ素の等価線量で50mSv、セシウムの実行線量で5mSv)
2. 計算式に使っている希釈効果の係数(0.5)が、実情に合わないので、結果として規制値が高めの値になっている。






[CODEX委員会のガイドライン]
FAO及びWHOにより設置されたコーデックス委員会による国際食品規格があります。(*3)
「CODEX STAN No.193 1995 General Standard for Contaminants and Toxins in Food and Feed」のP.33に放射線量のガイドラインの表があります。


それぞれの核種が1mSv/年を超えない範囲で定められています。(*4)
記載されているすべての核種を合計するとInfants:約7mSv/年、Adults:約5mSv/年になります。(*5)


つまりCODEXは事故後1年間までは、汚染食物からの内部被曝量は、
幼児で年間7mSvまで、成人で年間5mSvまで許容しています。

放射能量のガイドラインレベルは高いですね。
例えば137Csは1000Bq/kgです。(*5)
見かけ上は日本の暫定基準値よりも高く見えます。
「内部被曝量が5mSv/年や7mSv/年なのにどうしてこんなに放射能量が高いのかな?」と不思議に思いました。
資料をよく読んでみてその理由が判りました。

このガイドラインでの計算式は以下の通りです。(*6)
the mean internal dose of public, E(mSv), due to annual consumption of imported foods containing radionuclides can be estimated using the following formula:
E = GL(A) · M(A)· eing(A) · IPF
 GL(A) is the Guideline Level (Bq/kg)
 M(A) is the age-dependent mass of food consumed per year (kg)
 eing(A) is the age-dependent ingestion dose coefficient (mSv/Bq)
 IPF is the import/production factor9 (dimensionless).

例えば幼児の137Csだけの1年間の内部被曝量は、以下の通りです。(*3)のP.36
内部被曝量(E) = 1000Bq/kg(GL) X 年間食物摂取量200kg(M) X 線量係数2.1E-5mSv/Bq(eing) X 輸入/消費係数(IPF)0.1 = 0.4mSv

ドイツ放射線防護協会の示した計算式と同じですが、IPFという係数をかけています。

IPFというのは輸入/消費係数で、ここではIPF=0.1として計算しています。
FAOによれば世界平均で輸入食品量は1/10になるからだそうです。(*6)
なので普通に実行線量を計算した時の1/10になります。

この計算式は、放射能事故などがあった場合の緊急時の汚染地域からの輸入を想定しています。(*6)
残り9割の食物は汚染されていないことが前提です。

[イメージ画像]


汚染された食品のガイドライン値Bq/kgが高くても、残りの汚染されていない食品の割合が多いので、全体としての内部被曝量mSvは低く抑えられます。
だからこの<輸入を想定したガイドラインの数値>は高めとなるので、日本の国内流通食物の暫定基準値とは単純に比較できません。





[1mSv/年を仮定したとき]
年間の許容被ばく線量が1mSvなので、それをもとに参考程度に放射能量を計算してみました。


[ドイツの法律]
ドイツ放射線防護令第47条では住民1人あたりの被ばく線量の限界値は0.3mSv/年です。(*1)



付録[食品安全委員会の説明による「国際機関等の評価」のまとめ](*8)
国際機関実行線量
ICRP(International Commission on Radiological Protection:国際放射線防護委員会)10mSv/年
WHO(World Health Organization:世界保健機関)5mSv、ヨウ素としては甲状腺等価線量として50mSv
IAEA(International Atomic Energy Agency:国際原子力機関)食品の国際間取引において放射性セシウム(セシウム 134、137)は 1,000 Bq/kg、放射性ヨウ素(ヨ ウ素 131)は一般食品で1,000 Bq/kg、牛乳、乳児用食品及び飲料水で100 Bq/kg
CODEX(Codex Alimentarius:国際食品規格委員会)ガイドライン値が1mSv/年を超えない

注. IPF(輸入/消費係数)値は未確認ですので、基準にしている実行線量はわかりません。(ブログ主)
注. CODEXのガイドライン値は核種毎に決められていて、それぞれが1mSvを超えないように設定されています。すべての核種の合計では約5mSv(成人)または7mSv(幼児)となります。(*3)(*4)(*5)




<2011/7/29追記>
[実際の核種の割合はどうなのか?]
食品中の放射能量や土壌汚染の検査はヨウ素とセシウムしか発表されていません。
なので実際のところ、プルトニウムやストロンチウムなどがどれだけ食品に含まれているのかがわかりません。
でも参考になるものとして、原子炉1〜4号機から大気中に放出された試算値(Bq)を見つけました。(*10)

137Cs : 134Cs : 90Sr : 238Pu : 239Pu : 240Pu : 241Pu

=1.5E+16 : 1.8E+16 : 1.4E+14 : 1.9E+10 : 3.2E+9 : 3.2E+9 : 1.2E+12

=150 : 180 : 1.4 : 0.00019 : 0.000032 : 0.000032 : 0.012

≒100 : 120 : 0.9 : 0.0001 : 0.00002 : 0.00002 : 0.08 (137Csを100とした時)

Eは10のべき乗。E+1は10の1乗。

セシウム(Cs)の137と134の比率は「提言」とだいたいあってますね。
プルトニウム(Pu)は、ごく微量なので考えなくてもよいかもしれません。
ストロンチウム(90Sr)は、「提言」で仮定した50よりもかなり少ない0.9でした。

この「大気中への放出量試算値」をもとに、限度とする放射能量(Bq/kg)を計算しても面白いかもしれません。








[参考資料]
(*1)ドイツ放射線防護委員会による日本における放射線リスク最小化のための提言
 2011年3月20日 ドイツ放射線防護協会 www.strahlentelex.de
 http://icbuw-hiroshima.org/wp-content/uploads/2011/04/322838a309529f3382702b3a6c5441a31.pdf
(*2)「[nuclear]ドイツ放射線防護協会の提言を整理してみました」
 http://makeadifference.blog.so-net.ne.jp/2011-05-24
(*3)農水省のサイトから「食品添加物に関するコーデックス一般規格」を辿れます。
 1. ホーム > 消費・安全 > コーデックス委員会の「コーデックス食品規格リスト(コーデックス事務局ホームページ)[外部リンク]」をクリック
 http://www.maff.go.jp/j/syouan/kijun/codex/index.html
2. CODEX alimentariusのページ
 http://www.codexalimentarius.net/web/standard_list.do?lang=en
「CODEX STAN No.193 1995 General Standard for Contaminants and Toxins in Food and Feed」(PDF)をクリック
 (http://www.codexalimentarius.net/download/standards/17/CXS_193e.pdf)
(*4)上記資料(2. CODEX)のP.35"the 1st year after major radioactive contamination do not exceed 1 mSv. "
(*5)上記資料(2. CODEX)のP.37 TABLE2
(*6)上記資料(2. CODEX)のP.35
(*7)「緊急時における食品の放射能測定マニュアル」 平成14年3月
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001558e-img/2r98520000015cfn.pdf
P.35 別表3 ”放射性セシウム”とだけ記載されており、(出典:「原子力施設等の防災対策について」)となっています。
「原子力施設等の防災対策について」平成15年7月一部改訂 原子力安全委員会
www.nsc.go.jp/shinsashishin/pdf/history/59-15.pdf
P.119 "指標値としては 放射能分析の迅速性の観点から134Cs及び137Csの合計放射能値を用いた。(略)各食品カテゴリー毎に134Cs及び137Csについての摂取制限指標を算出した。"
(*8)「放射性物質に関する緊急とりまとめ」2011年3月 食品安全委員会
http://www.fsc.go.jp/fsciis/attachedFile/download?retrievalId=kya20110320797&fileId=201
(*9)安全科学研究部門 独立行政法人産業技術総合研究所
基準値の根拠を追う:放射性セシウムの暫定規制値のケース2011/05/23 岸本充生
http://www.aist-riss.jp/main/modules/column//atsuo-kishimoto010.html
基準値の根拠を追う:放射性ヨウ素の暫定規制値のケース2011/04/06 岸本充生
http://www.aist-riss.jp/main/modules/column//atsuo-kishimoto009.html
(*10)「表5 解析で対象とした期間での大気中への放射性物質の放出量の試算値(Bq)」P.13
東京電力株式会社福島第一原子力発電所の事故にかかる1号機、2号機及び3号機の炉心の状態に関する評価について
http://www.meti.go.jp/press/2011/06/20110606008/20110606008-2.pdf



【関連記事】
[nuclear]食品の放射能測定についてまとめ 2011-07-28

[nuclear]ドイツ放射線防護協会の提言を整理してみました 2011-05-24

*発表された実際の放射能量については、以下の2つにまとめました。
[nuclear]食品汚染グラフを作ってみました(乳・肉・卵編)2011-05-21

[nuclear]食品汚染グラフを作ってみました(野菜編)2011-05-19

[nuclear]食べ物飲み物への放射線の影響を考えてみた 2011-03-21

タグ:nuclear codex
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通りすがり

興味深く拝読しました。質問させてください。

(15mSv/6mSv*100Bq/kg)=250Bq/kg
における100Bq/kgの根拠を説明してください。
ここは、単に100とするべきではありりませんか。
つまり100分率計算の100では。

ここからが本題です。

ふじくろさんは、一年の食物摂取量をいくらと見積もっていますか。また、そのうち何パーセントが汚染されていると仮定して計算されていますか。
記事を読む限り摂取された食物が100%、国の暫定基準値に汚染されているケースを想定されているように思えます。
言うまでもありませんが、日本の食料自給率は100%ではありません。また、日本で生産される食品すべてが国の暫定基準値に汚染されているわけではありません。つまり、これから先一年間に渡って摂取する食物すべてが国の暫定基準値に汚染されているという事態は起こりえません。

ふじくろさんが計算に使われた、一年当たりの食物摂取量と汚染率を提示した上で、計算式と結果を提示して頂けますでしょうか。
よろしくお願いします。
by 通りすがり (2011-06-07 17:37) 

ふじくろ

>>通りすがりさん
乳児の場合、100Bq/kgのセシウム137を含む食物を摂取した場合実行線量で6mSv/年となる計算なので、100Bq/kgです。
その他、参考資料(*1)の計算に基づきます。
by ふじくろ (2011-06-08 02:19) 

通りすがり

回答ありがとうございます。
ご指摘の資料の見方がよく分かりませんが、乳児で年325.5Kg,幼児で年414Kgの摂取量と見積もっているようですね。資料ではそれらがすべて汚染されているという設定と解釈しました。間違いありませんか?重要なのは、その点です。よろしくお願いします。
by 通りすがり (2011-06-08 08:18) 

ふじくろ

>>通りすがりさん
資料をよくお読みになってご自分で解釈してください。
汚染された食物の割合は計算式に反映されていません。

何が目的のどんなご意見なのか判りかねます。
by ふじくろ (2011-06-08 13:40) 

ふじくろ

>>通りすがりさん
記事中参考資料を参考にし(*1)の計算モデルに基づいた算出です。
不確定要素が多いので、(*1)(*3)でも言及されているようにあくまでもガイドラインレベルです。
重要なのは実行線量と考えます。
どのような予測に基づいて計算するかはあなたの自由であり、興味はありません。
なお、あなたのコメントは理解不十分な憶測に基づいていますので削除いたしました。
by ふじくろ (2011-06-08 18:29) 

通りすがり

誤りが有るというのならそれを指摘すればいいだけで、削除する必要はありませんね。後はそれを読んだ人がそれぞれ判断をすればいいわけですから。

>重要なのは実行線量と考えます。
その実効線量とやらを計算するのに、どれだけ食物を摂取したか、そのうちどれだけ汚染されているのかを考慮する必要があるんじゃないですか。
それが必要ないというのなら、ぜひ、その理由を知りたいですね。
by 通りすがり (2011-06-08 18:37) 

ふじくろ

>>通りすがりさん
「その実効線量とやらを計算するのに」
文脈から察するに基本的な算出趣旨を理解されてないように思われます。
しかし誤りを指摘する意志はございません。
ここでは公の資料及びそれに準ずる専門家の意見をもとにした算出をしているだけです。
あなたはあなたの知見に基づき放射線防護対策を講ずればよろしいかと存じます。

by ふじくろ (2011-06-08 18:50) 

うなぎ

こんばんは、はじめまして。
今日毎日新聞で、「食品のヨウ素とセシウムの規制値」という表が載っていました。日本とEUとアメリカを比べたもので、説明はありません。驚きました。日本のは低いのです。確か今の基準はゆるいと聞いていたので・・・。それで疑問に思い検索したら、このブログを見つけました。何やら係数をかけるのですね。新聞記者さんはこれを知っていて載せたのか?なんだかまたトリックに引っ掛かってしまいそう。
ベラルーシの方が日本の基準は甘いと言っています。
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/450/91326.html
ただし、記事の中で間違いがるようで、下記はベラルーシに住む日本人の方のブログhttp://blog.goo.ne.jp/nbjcより
お茶だけを指定した基準値はベラルーシにはありません。
 指定されていない食品については「その他の食品」の基準値が該当します。
 「その他の食品」の基準値は1キロあたり370ベクレルですので、お茶の基準値は370ベクレルになります。
また乾燥キノコの基準値が1キロあたり2500ベクレル、と甘いのは国民が食べる量は限られているのではなく、固い乾燥キノコをそのままバリバリかじって食べる人は普通いないので、水でふやかした場合を想定して、この基準値にしているのです。
 乾燥キノコは水で戻すと重さが約10倍に増えますので、乾燥きのこの基準値が1キロあたり2500ベクレル、というのは、ふやかした状態で、1キロ250ベクレルに相当します。
 ですからベラルーシの乾燥キノコの基準値が日本の基準値よりゆるいというわけではないのです。
(ここまでコピー)
また戻って毎日新聞の記事の事ですが、この記事の最後に、福島原発事故以降、日本人が食品から摂取した被ばく量の総計を、厚労省薬事食品衛生審議会作業グループが推定した所、事故後から6月末まででヨウ素とセシウムの被ばく量は全年齢平均で0,034ミリシーベルト、小児は0,065ミリシーベルト。この状態が続くとして年間0,1ミリシーベルトになり非常に低い。
と結ばれています。
なんだかまた騙されていないのでしょうか。
長々書いてしまいました。
では、失礼します。


by うなぎ (2011-09-09 22:35) 

ふじくろ

>>うなぎさん
はじめまして、こんにちは。
貴重な情報ありがとうございます。
毎日新聞を読んでいませんので詳細がわかりませんが、その比べたEUおよびアメリカの値というのが、何に基づいたものかが気になります。
CODEXのように「汚染地区からの輸入」を前提としているのか否かなど、前提とする条件で計算方法も違ってしまうでしょうから。

それで結局は、係数如何でどうにでも変わる基準値(ベクレル)よりも、年間で許容できる実効線量(Sv)が重要なのだと思っています。

日本国が計算式を公開すればはっきりとするのですが…

厚労省の推定は多分その通りなのでしょうね。実際に食品汚染の値を数ヶ月分ほど表にまとめたことがありますが、全体として汚染はそれほどひどい状況とは感じませんでした。
もちろん、サンプル数の少なさと測定値のばらつきから、あまり信頼できる推定とは言いがたいという側面もあると思います。

ただ、「実際は低いからそんなに心配しなくても良い」は理解できますが、「実際は低いのだから基準値など気にしなくても良い」と国が言うのであれば乱暴だと思います。

ちなみにリンク先のワシーリー・ネステレンコ博士は放射能汚染を研究されていてChernobyl Consequences of the Catastrophe for People and the Environment(「チェルノブイリ~大惨事の環境と人々へのその後の影響」)などを著されていて、このブログでも何回か取り上げています。
率直な感想として、完全に中立の立場から研究されているというよりも、ざっと読んだところでは”原発反対”に傾かれているように感じました。


by ふじくろ (2011-09-11 13:42) 

うなぎ

ご回答有難うございます。
新聞記事が載っていましたのでお知らせしておきます。
http://mainichi.jp/life/food/news/20110909ddm013040029000c.html
都会の外国人向けスーパーでは食品にベクレルの数値が書いてあるとか。
日本人にもそうしてほしいです。そうすれば福島産だってなんだってじゃんじゃん買いますよ、私は。
では、失礼します。
by うなぎ (2011-09-11 19:23) 

ふじくろ

>>うなぎさん
リンクありがとうございました。

>都会の外国人向けスーパーでは食品にベクレルの数値が書いてあるとか。
え、そうなんですか。
都内でそれらしきスーパーを見つけたら、のぞいてみたいです。
私も測定値が自分の納得する数値以下なら、どこの地域の食品でも買いたいです。
by ふじくろ (2011-09-12 22:15) 

めぐ

CODEXについて確認したくお邪魔しました。
「確か10分の1だったはずだ」とは前にどこかで読んだのですが、確認できました。ありがとうございます。
ところですでにご存知かもしれませんが、「外人向けスーパーでのベクレル表示」は誤報です。記入したURLは私のブログですが、私自身が行って確認しました。

実はこのエントリーを他の方のブログへのコメントでURLを表示致したく、よろしくお願い致します。
by めぐ (2012-02-10 10:57) 

ふじくろ

>>めぐさん
情報提供ありがとうございました。
「外人向けスーパーでのベクレル表示」は誤報なのですね、了解しました。
こうしていろいろな方からの情報がいただけると、本当に助かります。

>このエントリーを他の方のブログへのコメントでURLを表示致したく
リンクもトラックバックも、放射能関係の情報共有のためでしたらご自由にお使いくださいませ。
よろしくお願いいたします。
by ふじくろ (2012-02-10 13:09) 

もも

各国で異なる被曝量の数値を並べ立てて、多い少ないの話をしても何の結論も導き出せないのでは無いでしょうか?

その前に、被曝量に対してどの程度の影響が人体に出るのかを明確にしてはじめて、数値に関する考察や議論に意味があるのではないでしょうか?

例えば何msV/年の被曝でどの様な影響が何%の人に出るのかと言った、医学的な統計に基づく数値がないとその絶対値が大問題なのかどうでもいい数値がなのかの判断が出来ませんよね。
例えば、健康診断で胸部X線とバリュウムで検査するだけで、数msV/回被曝してます。成人3.9msV/年で有れば健康診断で既に限り無くアウトに近い様なのですが。
by もも (2012-03-24 22:40) 

ふじくろ

>>ももさん
「各国で異なる被曝量の数値を並べ立てて、多い少ないの話」などしていません。記事を良くお読みいただき、理解した上でコメントしてください。
by ふじくろ (2012-03-28 18:46) 

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